白髪染めでムラなく染めるには?セルフカラーでよくある色ムラの原因
公開日:2024年07月17日
市販のヘアカラー剤を使ってムラなく髪を染めるには、一体どんな工夫をすれば良いのでしょうか。セルフカラーでキレイな仕上がりを叶えるには、ちょっとしたコツが必要です。薬剤を塗る作業がスムーズになる「ブロッキング」によって、染めムラのお悩みを解決しましょう。
この記事では、セルフカラーで起こる色ムラの原因や、ムラを防ぐブロッキングの方法をご紹介します。ご自宅でヘアカラーリングをするときは、ぜひ参考にしてみてください。
目次
白髪を染めたいけどムラになりやすい原因
セルフカラーで染めムラができてしまうと、次回も自分で白髪染めをするべきか悩んでしまうでしょう。市販のヘアカラー剤は、正しい使い方をすればムラなく染められます。まずは、ムラになりやすい原因の中に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
黒髪用のヘアカラー剤を使っている
市販のヘアカラー剤には「黒髪用」と「白髪用」の種類があります。黒髪用と白髪用は、それぞれ色の作りが異なります。黒髪用ヘアカラー剤では白髪が染まりにくいので、白髪対策が目的なら白髪用ヘアカラー剤をお選びください。また、黒髪用と白髪用は薬剤の塗り方にも違いがあります。白髪用ヘアカラー剤は、白髪が気になる部分から先に塗り始めるのがムラなく染めるポイントです。
薬剤が途中で足りなくなった
ヘアカラー剤を髪に塗布している最中に薬剤が足りなくなってしまうという失敗がよく見られます。ロングヘアの方や毛量の多い方は、特に注意しておきましょう。白髪をムラなく染めるには、薬剤が髪に均一に付くように、しっかりと塗ることが大切です。そのため、ヘアカラー剤が1箱で足りない可能性があるときは、あらかじめ2箱を用意しておくようおすすめします。
放置時間が短い
セルフカラーでは放置時間に関する勘違いが少なくないようです。パッケージや使用説明書に記載されている放置時間とは、薬剤を塗る作業が終わった後に待つ時間のことを指します。薬剤を塗り始めてから塗り終わるまでの時間は放置時間として含めずに、正確に計りましょう。また、もしも薬剤を塗る作業が早く完了したら、その分放置時間を追加して、トータルの時間が指定通りになるよう調整してください。
薬剤がしっかり塗れていない
どのタイプの白髪用ヘアカラーを使う場合でも、ムラなく染めるために大事なのは、薬剤をまんべんなく均一に髪に塗ることです。特に塗り残しが多い部分として、耳の後ろ・えり足・側頭部・利き手の反対側などが挙げられます。また、特に白髪が気になる部分はたっぷり塗ると良いでしょう。髪に薬剤が付いている部分と付いていない部分があるとムラが生じてしまいます。塗りムラがないように確認しながら丁寧に作業しましょう。
ムラなく白髪染め(白髪用ヘアカラー)をするためのブロッキングの方法
白髪染めで白髪用ヘアカラー剤を髪に塗るとき、ブロッキングをしておくと髪全体へまんべんなく塗りやすくなります。ここでは、ブロッキングの方法をお伝えします。ロングヘアの方が全体染めをするときは、ぜひブロッキングをお試しください。
ブロッキングとは、髪の毛全体を複数の部分に細かく分けてヘアクリップ(ダッカール)で留めることです。あらかじめブロッキングをしておくと、髪の毛が長い場合もブロックごとにスムーズに作業を進めやすくなります。ブロッキングをするには、以下の道具が必要です。
【ブロッキングで準備するもの】
・ヘアクリップ(ダッカール)6個
・ヘアブラシ
・保護剤(ワセリンなど)
1.髪をブラッシングする
ブロッキングをする前に、まず髪をブラッシングしておきます。髪が絡まった状態でカラー剤を塗ると、摩擦によるダメージにつながるため注意しましょう。
2.6つのブロックに分ける
髪の毛全体を「前頭部」「サイド」「えり足」に大きく分けて、6つにブロッキングします。前頭部の髪はセンターで半分に分けて、頭頂部から耳にかけてすくい取りましょう。サイドの髪はこめかみから後頭部の中心まで、左右それぞれすくい取ります。えり足の髪も左右に分けて、クリップで留めておきます。
3.生え際に保護剤を塗る
ブロッキングが完了したら、生え際にワセリンなどの保護剤を塗りましょう。これにより、作業中にヘアカラー剤が肌に直接付くのを防ぎ、肌が染まってしまうのを避けられます。また、保護剤は顔周り・耳周り・えり足などの部分に塗ります。
●前頭部
●サイド
●えり足
ブロッキングで髪の毛を留めるときは、ヘアクリップを下から上へ向けて挟むのがポイントです。これによりクリップがしっかりと留まり、挟んだ髪の毛が落ちにくくなります。また、ブロッキングの際はえり足部分の髪まで忘れずにヘアクリップで留めておきましょう。
自身でブロッキングすることが苦手な方は、泡タイプのヘアカラー剤を使うのも一つの手です。泡を手で塗るタイプで、ブロッキングをしなくてもムラになりにくいことが特徴です。
ムラになった白髪染めを上手く隠すには?
もしも白髪染めでムラができてしまったら、市販の白髪染め用品を活用して見た目をカバーする方法があります。また、ヘアアレンジの工夫をすることでムラになった白髪を隠すのも一つの方法です。最後に、気になる染めムラを隠す方法をご紹介します。
白髪隠しを使う
染めムラで気になる白髪を部分的にカバーしたいときは、一時的に白髪を隠せる「白髪隠し(一時着色料)」を活用するのがおすすめです。白髪隠しの色素はシャンプーで簡単に洗い流せるので、1日だけ白髪を隠したいときに便利に使えます。生え際や分け目の白髪を部分的にカバーするなら、マーカータイプの白髪隠しを使うと良いでしょう。クシで髪をとかす要領でさっと塗ると、髪の表面に色素が付いて白髪が目立たなくなります。
ヘアアレンジでムラになった白髪を隠す
染めムラでトップの白髪が気になるなら、ヘアアレンジによって白髪を目立たなくする対策をお試しください。例えば、髪をハーフアップで結んでから表面の髪を引き出すと、頭頂部にふんわりとした立体感が生まれて白髪が目立ちにくくなります。ロングヘアの方は、同様に髪をポニーテールで結んでから表面を引き出し、トップにボリュームを持たせるスタイルもおすすめです。ショートヘアの方なら、顔周りにスカーフを巻くヘアアレンジによって、前髪やこめかみの白髪をカバーできます。
ちょっとした工夫で白髪をムラなく染めましょう!
今回は、白髪染め(白髪用ヘアカラー)でムラなく染めるコツを解説しました。セルフカラーでムラができてしまうときにまず確認したいのが、白髪用ヘアカラー剤の正しい使い方です。さらには、髪の毛を細かく分けるブロッキングを行うと、薬剤を髪全体にまんべんなく塗りやすくなります。万が一、ムラに染まってしまった場合は、一時着色料やヘアスタイルの工夫によって気になる部分をカバーすると良いでしょう。白髪をキレイに染めるために、ご紹介したコツを参考にしてみてください。
関連キーワード