リタッチとは?根元を白髪染めする商品の選び方やコツ
一般的に、白髪用ヘアカラー剤の色持ちは約2~3カ月とされています。ただし、この期間に髪の毛が伸びてくると、根元の白髪が目立つようになるのが悩みどころです。そんなときは、リタッチ(部分染め)をすることで気になる白髪を部分的に染めて、全体的にキレイな髪色をキープできるようになります。
この記事では、リタッチの基礎知識を解説します。リタッチにおすすめの白髪染め用品の選び方や、気になる部分をキレイに染めるコツまでお伝えするため、ぜひ参考にしてみてください。
リタッチとは?
白髪用ヘアカラーで髪を染めたとき、新たに伸びてきた部分の白髪が気になったら、リタッチをすることで染める手間を抑えられます。初めに、リタッチの特徴や染める頻度などを解説します。
リタッチとは新しく伸びてきた髪を部分染めすること
リタッチ(部分染め)とは、髪の毛が伸びて白髪が気になり始めた根元の部分と、すでに白髪用ヘアカラーで染めた部分との髪色の差を補正する方法です。伸びてきた白髪部分をこまめに染めることにより、全体染めの回数を抑えられるのでコスパが高く、さらには髪への負担を抑えられるのが魅力です。
リタッチをする頻度は月に1回が目安
リタッチをする頻度は、一般的に月に1回程度が目安となります。その理由は、根元の白髪はヘアカラーをしてから1カ月程度で目立ちやすくなるためです。髪の毛は1カ月で約1cm~1.5cm伸びるとされているため、これに合わせてリタッチを行うと良いでしょう。美容院で全体染めをしている方も、次回の施術までにセルフでリタッチをすることで、きれいな髪色をキープできるのが嬉しいポイントです。
リタッチをした場合の全体染めの頻度は?
通常の全体染めをした場合、色持ちの目安は2~3カ月程度です。リタッチでは伸びてきた白髪部分だけを染めるため、全体染めをした後しばらく経つと染め直していない部分が色落ちしてしまいます。そのため、全体染めは2~3カ月おきに行って、根元から毛先まで色を整えるのが望ましいといえます。髪全体の色みをキレイに整えて、後頭部までしっかりと染めるためにも、適切な頻度で全体染めを行いましょう。
リタッチで白髪染めをするときの商品の選び方
リタッチで白髪をカバーするなら、目的に合わせて白髪染め用品を使い分けましょう。続いて、リタッチで白髪染めをするときの、市販の商品の選び方をご紹介します。
リタッチをするときはクリームタイプの白髪用ヘアカラーがおすすめ!
リタッチに使うなら、市販の白髪用ヘアカラー剤のなかでも「クリームタイプ」がおすすめです。クリームタイプは狙ったところに塗りやすいテクスチャーで、部分染めに適しています。また、必要な分だけ薬剤を使って、残った分は次回のリタッチに取っておけるため、経済的なのもポイントです。
「シエロ ヘアカラークリーム」は、根元の白髪をセルフでリタッチしたい方におすすめです。付属している専用コームが根元や生え際に塗りやすく、浸透リッチカラー処方で染料が毛髪内部に深く浸透するので、気になる根元や生え際の白髪がしっかり染まります。カラーバリエーションは全19種類とラインナップが豊富で、お好みの髪色を選ぶ楽しみがあるのも魅力です。スマホで簡単にヘアカラーシミュレーションができるので、ぜひご自分に似合う髪色を見つけてみてください。
時間がないときは白髪染め用品でサッと隠す
部分的な白髪を一時的にカバーするなら、一時着色料がおすすめです。一時着色料は気になる白髪に直接塗って目立たなくする白髪染め用品です。シャンプーをすると髪の表面に付いた色素が落ちるため、1日だけ白髪を隠すために使えます。マーカータイプの一時着色料は、時間がないときにサッと塗れるため、お出かけ前や外出先で活躍してくれます。
「シエロ ワンデー白髪かくし」は、クシで髪をとかすように塗るだけで、その場で白髪を隠せる便利なアイテムです。マーカー部分は地肌に汚れがつきにくい設計となっていて、どなたでも簡単に塗れるようになっています。速乾タイプなので、時間がない朝にサッとひと塗りしてお出かけできます。
ちらほら白髪はカラートリートメントでいたわりながら染める
まだ白髪用ヘアカラーをするほどではなく、髪をいたわりながら伸びてきた白髪を隠したい場合は、カラートリートメントがおすすめです。カラートリートメントとは、白髪を染める色素が配合されたトリートメントのことです。トリートメント成分で髪をいたわりながら、ちらほらと目立つ白髪をカバーできます。
「シエロ カラートリートメント リタッチ用」は、根元に塗りやすい直塗りノズルを採用しているため、根元の白髪が気になるときにぴったりです。高密着ナノカラー処方で、染料が髪の表面とやや内側に浸透してしっかりと染まります。天然由来のツヤ成分で髪やと肌をケアできるのも魅力です。
キレイにリタッチをするときのコツは?
伸びてきた白髪をリタッチでキレイにカバーするには、いくつかのコツがあります。気になる白髪をしっかりと染めて目立たなくするために、以下のコツを押さえておきましょう。
フルカラーと同じ色で染める
リタッチで使う白髪用ヘアカラー剤は、全体染めで使ったものと同じ色みと明るさを選ぶ必要があります。異なる髪色でリタッチすると、全体と部分で髪色に差が出てしまうため、色選びでは注意が必要です。全体染めで使った白髪用ヘアカラー剤の色みと明るさを把握した上で、同じ色のリタッチ用ヘアカラー剤を購入しましょう。
コームとミニブラシを使い分ける
白髪用ヘアカラー剤を塗布する道具には、広い範囲に塗りやすいコームと、狭い範囲に塗りやすいミニブラシの種類があります。広範囲へ効率的に薬剤を塗布するならコームを活用しましょう。一方、生え際やもみあげなどの細かい部分は、ミニブラシを使うと塗りやすくなります。コームとミニブラシを上手に使い分けると良いでしょう。
「シエロ ヘアカラークリーム」には、薬剤を塗る範囲に合わせて使い分けできる、便利な専用コームが付属しています。白髪が気になりやすい根元部分には、細かい部分まで塗りやすいミニブラシを活用すると、薬剤をしっかりと馴染ませることが可能です。
温度に注意する
白髪用ヘアカラー剤は温度が低いと薬剤の反応が遅くなり、染めムラの原因となるおそれがあります。室温は20℃~30℃が適温とされるため、作業する場所の温度を整えた上で薬剤を塗りましょう。また、温度の低い場所で保管していたヘアカラー剤は、あらかじめ適温の室内に置いてから使うことが大切です。
放置時間を正しく守る
白髪用ヘアカラー剤を髪に塗布するとき、放置時間が短すぎると仕上がりに影響が生じるおそれがあります。パッケージや使用説明書に記載された時間を守ることが大切です。正しく作業するために、薬剤を塗り終えてから放置時間を計るよう徹底しましょう。また、短時間で薬剤を塗り終えてしまった場合は、その分放置時間を長めに取り、トータルの時間が指定通りになるよう調整してください。
白髪染め後は定期的なリタッチでキレイな髪色をキープしましょう!
ここまで、白髪染めのリタッチ(部分染め)に関する基礎知識や、商品の選び方、リタッチのコツまでお伝えしました。白髪を全体染めした後に髪の毛が伸びてくると、少しずつ根元の白髪が目立ち始めます。そんなときは、クリームタイプの白髪用ヘアカラー剤や、マーカータイプの一時着色料、リタッチ用のカラートリートメントなどを使って白髪をカバーすると良いでしょう。美容院で全体染めをする合間にセルフでリタッチをするのもおすすめです。根元の白髪にお悩みなら、ぜひご紹介したリタッチの方法をお役立てください。